今から始める!登録販売者ゆる学習計画 【第1回】

はじめに
こんにちは!普段はドラックストアで登録販売者として働いている管理人Nです。今日は登録販売者を目指してみようと思っている人たちのために、登録販売者試験とはどういうものか、シリーズ仕立てで記事を書いてみることにしました。このシリーズでは、登録販売者の資格を目指す方に向けて、やさしく合格を目指せる内容をお届けしていきます。
この記事を書こうと思ったきっかけは、ちょうど今、私の身近に登録販売者を目指し始めた子がいるからなんですよね。時々アドバイスもしてあげたいということで、私自身の復習も兼ね、もう一度おさらいがてら記事にしていこうと思っています。今年の登録販売者(略して登販=とうはん)試験、関西では8月23日とのこと。地域によっては試験申し込みが5月で終わってしまったところもありますよね。
そこで、「登録販売者の試験を来年受けたい」「仕事や家事の合間に少しずつ勉強を進めたい」という方に向けた、ゆるくて長期的な学習ガイドシリーズの第1回目として今日は書いてみました。(全部できるかな…)
🌱 こんな方に向けて書いています
- 2025年の試験には間に合わなかったけど、2026年こそチャレンジしたい方
- 忙しくて短期集中型の勉強が難しい方
- すでに資格を取ったけれど、復習して知識を深めたい方
- 試験がブロックごとに年1回になったことを知って焦っている方
登録販売者の試験は、現在では多くの地域で年1回となっており、「うっかり申し込みを逃してしまった」という方も少なくありません。
そんな今だからこそ、1年かけてじっくり学ぶスタイルがおすすめです!
最初にアドバイスを一つ。
試験合格のこつはテキストも頭に入れつつ、とにかく過去問を解くこと!読む、書くが苦手な人は動画やアプリ、e-ラーニングなど、自分のやりやすい方法を見つけて、感覚的に覚えていきましょう。私の場合は上記を全部試してみて、最終的にはゲーム感覚でできるe-ラーニングで大部分を鍛えました。同期の同僚はテキストに付箋を貼ったり、トイレにも張り紙をしたりしたそうです。とにかく目に付くところ、手に取れるところに覚えたいことを複数振りまいておくことがいいのかもしれません。
大丈夫。あきらめなければそのうち取れます。資格を取った後も日々勉強。知識が繋がってくると、理解も進んでいきますよ。
第1回は、そもそも「登録販売者ってどんな資格?」という基本からスタートします。
これから勉強を始める方も、少し不安な方も、このページで安心して一歩踏み出してくださいね。
登録販売者とは?
登録販売者は、一般用医薬品(OTC医薬品)の販売ができる専門資格で、薬剤師以外で第2類・第3類医薬品の販売が認められている職種です。
都道府県ごとに実施される試験に合格し、登録されることで名乗ることができます。
試験や登録の制度は、国(厚生労働省)が定めた基準に基づいて全国で統一されています。
✅できること
- 薬剤師がいなくても、第2類・第3類医薬品の販売が可能
- 薬の選び方や使い方のアドバイスができる
- 店舗によっては責任者(管理者)になることも
- 資格手当がつくので収入がUPすることが多い!(詳細は勤務先にまず確認して下さいね)
✅よくある就職先
- ドラッグストア(ウエルシア、スギ薬局、マツキヨなど)
- 調剤薬局
- 一部のスーパーやホームセンター・コンビニエンスストア
なぜ今、登録販売者が注目されているの?
- 高齢化社会の進行により、セルフメディケーションの重要性が高まっている
- 薬剤師の人手不足を補う存在としてニーズが高まっている
- パートや主婦、シニア世代でも受験でき、ライフスタイルに合わせた働き方ができる
試験日一覧(2025年度・ブロック別)
登録販売者試験は、現在「地域ブロックごと」に日程が統一されています。
自分が住んでいる地域がどこに該当するかをチェックして、試験日を確認しましょう。下の表は2025年度のものです。例えば、大阪府の場合でいうと、下の表の関西広域連合ブロックのところにリンクを貼りましたので、参考までにご覧ください。
HPには申し込み方法の詳細や、昨年度の過去問が右の方に出ているのでまずはどんな感じか見てみるのもよいでしょう。回答もありますので解いてみると今自分にどんな勉強が必要かわかるかもしれません。試験問題の傾向をぜひつかんでみましょう!
ブロック名 | 試験日 | 主な都道府県例 |
---|---|---|
北海道・東北ブロック | 2025年8月27日(水) | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 |
関東・甲信越ブロック | 2025年8月28日(木) | 茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野 |
首都圏ブロック | 2025年9月7日(日) | 東京、神奈川、埼玉、千葉 |
北陸・東海ブロック | 2025年9月3日(水) | 富山、石川、岐阜、静岡、愛知、三重 |
関西広域連合ブロック | 2025年8月23日(土) | 大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、徳島 |
中国・四国ブロック | 2025年10月21日(火) | 鳥取、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、高知 |
九州・沖縄ブロック | 2025年12月21日(土) | 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
福井県ブロック | 2025年8月23日(土) | 福井 |
📝 ポイント
実施時期や詳細は毎年若干変動があるため、受験する年度の公式情報が出次第、必ず確認しましょう。
申し込み先や受験地は、自分が住んでいる都道府県の「薬務課」などの公的機関のサイトで確認できます。
『2025年 登録販売者試験 試験日 〇〇県』などのように検索すると出てきます。
*注 AIによる検索結果は間違っていることがあったので現状では必ず各都道府県のHPなどで再確認することをお勧めします。
試験科目と比重
科目 | 問題数 | 内容のイメージ |
---|---|---|
医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 | 薬の性質や取り扱いの基本 |
人体の働きと医薬品 | 20問 | 体の仕組みと薬の関係 |
主な医薬品とその作用 | 40問 | 成分別の効き目や特徴 |
薬事関係法規・制度 | 20問 | 法律・ルールの理解 |
医薬品の適正使用と安全対策 | 20問 | リスク分類や副作用、販売ルールなど |
合格ラインは全体で7割以上、各科目で3.5~4割ほどはとる必要があるのでまんべんなく勉強していきましょう。
以前より難しくなっているって本当?
実は、試験制度が変わり、以前は都道府県ごとに開催されていた試験が、現在は上記のように「ブロックごと」にまとめて行われるようになりました。そのため、試験日が少なくなり、1年間で1回しかチャンスがないという方も多いのです。
だからこそ、今年中に準備を始めて、来年の試験にしっかり備える「長期計画型」の学習がおすすめです。
ゆる学習計画とは?
このシリーズでは、こんな方を対象にしています
- 働きながら資格を目指したい方
- 今年の試験は間に合わないけれど、来年受けたい方
- すでに登録販売者資格を持っていて、復習をしたい方
学習のゴールを来年3月に設定し、1年かけてのんびり無理なく学べる計画でやっていきたいと思います。
▶ 公式の過去問も活用して、学習の参考にしよう!
登録販売者試験の勉強を進めるうえで、「実際にどんな問題が出ているのか」を知ることはとても大切です。
公式サイトでは、各都道府県の過去問と正答が公開されていますので、学習の参考に活用しましょう 🌼。
▼ 東京都・大阪府の公式過去問リンク
わたし自身もこのブログを書くときや試験対策を考えるとき、必ず公式の過去問で確認するようにしています。
やっぱり正確な情報が一番安心ですし、本番の雰囲気を知ることにもつながりますよ ✨。
ぜひ、みなさんもこうした公式の情報を味方につけて、ムリなく学習を進めていきましょう 🍀。
次回予告:第2回「登録販売者の勉強って何から始める?おすすめ教材と選び方」
次回は、これから勉強を始める方に向けて、おすすめの教材や選び方のポイントをご紹介します ✨。
「どんな本がいいの?」「問題集は必要?」「公式テキストって難しい?」といった疑問にもやさしくお答えしますので、ぜひ次回もチェックしてみてくださいね 🌷。