今から始める!登録販売者ゆる学習計画 【第2回】

はじめに
前回の記事では、登録販売者試験の基本情報と、どんな人が受験できるのかについてご紹介しました。
▶︎ まだ読んでいない方はこちらからどうぞ
👉 【第一回】登録販売者試験ってどんな資格?

今回は、
「どんな教材で勉強したらいいの?」
「問題集は必要?」
「公式テキストってあるの?」
といった疑問にやさしくお答えしていきます 。
登録販売者試験は、独学でも十分に合格を目指せる試験です。
そのためには、自分に合った教材を選ぶことがとても大切。
この記事を読んで、安心して教材選びを進めていただけたらうれしいです。
教材選びの基本は「試験問題の手引き」にあり
登録販売者試験は、各都道府県が実施する試験ですが、出題範囲の基準は全国共通です。
その基準となるのが、厚生労働省発行「試験問題の作成に関する手引き」(以下、手引き)です。
👉 必ず最新版を確認しておきましょう!
令和7年度版はこちら:
厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き(令和7年度版)
▶️ 教材選びの基本は、この手引きに沿っているかどうかが大切。
市販の教材は「手引き準拠」と明記しているものが安心です。
教材選びのポイント
選ぶときに迷いやすい教材の種類を、以下の表にまとめました 🌸。
ご自分に合ったスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
教材の種類 | 主な特徴 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
公益社団法人 全日本医薬品登録販売者協会 テキスト | 手引き準拠/基本事項網羅 | 信頼性が高い/現場に役立つ視点 | 文章が硬め/初心者向けには補助教材推奨 |
市販のテキスト | 図解・カラー多め/わかりやすい解説 | 読みやすい/入門に最適 | 参考書によって内容の深さに差あり |
問題集 | 過去問・予想問題収録 | 実践的な練習ができる/力試しに最適 | 解説の詳しさにばらつきあり |
教材の種類とおすすめ例
① 公益社団法人 全日本医薬品登録販売者協会 テキスト
全国的に信頼されている定番教材。「医薬品登録販売者試験対策用テキスト」(通称「協会テキスト」)を発行しています。
- 手引き準拠で、基本事項をしっかり網羅
- 試験問題の作り方に詳しい実務者の知見が反映
- 文章がやや硬めなので、初学者は補助的にやさしい解説本を併用すると◎
👉 詳細はこちら:
公益社団法人 全日本医薬品登録販売者協会 公式サイト
🌼 ちょっと豆知識|薬種商とは?
公益社団法人 全日本医薬品登録販売者協会は、「全日本薬種商連盟」という団体を母体として設立されました。
薬種商(やくしゅしょう)とは、昔の薬事法(平成21年改正前)の時代に、一般用医薬品の販売資格を持っていた職業なんです。
この試験はとても難しく、現在の登録販売者試験にはない、日本薬局方に収載されている医薬品の実地鑑定試験もあったのだそうです。
その後2009年(平成21年)に施行された改正薬事法で、薬種商販売業は一般販売業と統合され「店舗販売業」になりました。薬種商の名前は廃止され、代わりに登録販売者の資格が新設されています。
② 市販のテキスト(大手出版社)
書店やネットで手に入る学習書。カラーでわかりやすい解説が魅力です。
- ユーキャン
- TAC出版
- 成美堂出版 など
初心者の方は、こうした市販のやさしいテキストから入るのもおすすめ 🌷。
選ぶ際は「手引き準拠」と記載があるものを選びましょう。
③ 問題集(過去問題・予想問題)
理解度を深めるには問題集がとても有効。
- 過去問で出題傾向を知る
- 予想問題集で実践力を養う
👉 市販問題集の例
- ユーキャン「登録販売者過去&予想問題集」
- TAC出版「ズバリ予想!問題集」
④ ココデル虎の巻シリーズ
現役登録販売者や受験生から実践的で役立つ!と評価されているシリーズ。私はこちらで主に勉強し、のちに書店で復習のために他の参考書も買って勉強しました。このシリーズは当時、勤務先から申し込むことができました。
登録販売者の勉強をするのは初めてだったので、テキスト、過去問題集、DVD、e-ラーニングのフルセットで申し込みました。当時は扶養内のパート勤務、子供達もまだ小学生で習い事の送り迎えや、PTA等の当番など慌ただしい毎日。
テキストはソファに1冊、ベッドにも1冊。とにかくテキストが目に入ったら必ず開くというマイルールを決めて、内容を頭に詰め込んでいましたね。e-ラーニングはゲーム感覚ででき、またその解説を読んで覚える。すき間時間をフル活用して挑みました。
- 左側に手引きの内容、右側に要点の詳しい解説があって学びやすい。
- 時折過去問にチャレンジコーナーがあって問題に慣れることができる。
- スキマ時間の学習に最適
👉 詳細はこちら:
ココデル虎の巻 公式サイト
まとめ|自分に合った教材選びを
教材選びは「手引き準拠」+「自分が続けやすいもの」が大切。
【基本の流れ】
1️⃣ 協会テキストや市販の基本書で全体理解
2️⃣ 問題集で実力確認
3️⃣ ココデル虎の巻などでスキマ復習
👉まずは手に取って実際のテキストを見てみましょう。複数使うのもおススメ。出来る時に出来るところで、こつこつやる。無理なく、自分のペースで進めていきましょう 。
次回予告|学習スケジュールの立て方と勉強法
次回は、「どうやって学習計画を立てるの?」というお悩みにお答えします!
おすすめの勉強法やスケジュール例もご紹介予定です。
一歩一歩、合格に近づいていきましょう ✨。